北アルプス常念小屋 小屋番日記

2018年6月16日土曜日

コマクサが咲きました。一の沢登山道の最新状況です(2018年6月15日現在)。

こんにちは、常念小屋です。

関東甲信越も梅雨入りとなり、常念小屋のある北アルプスも連日雨模様ですが、この週末は素晴らしい青空が広がっていました。安曇野側は厚い雲海が出ていましたので、下界は曇りだったのでしょうか。

一の沢登山道の最新状況をお伝えいたします(2018年6月15日現在)。

常念小屋へのメイン・ルートである一の沢登山道の雪の状況に関しましては、笠原沢出合上部より、胸突八丁の夏道木段取り付きまでの区間が、雪渓の上を歩いて頂く形となっております。雪渓は緩斜面の為、アイゼンなしでも通行は可能です。雪面歩きが苦手な方は、軽アイゼンをご用意下さい。
先日、当小屋スタッフが、現在の道の状況、雪渓の状態に合わせ、ルートの改定を行いましたので、下記小屋番ブログも合わせてご参照下さい。


なお、降水量の多い日は、融雪を伴って過度の増水を引き起こすことがあります。笠原沢には現在橋を架けてありますが、橋を沢水が乗り越えるような水量の時、渡渉を怖く感じた時等は、無理をせずに引き返す判断も必要です。安全登山を心掛けて頂きますよう、お願いいたします。

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【常念乗越 花だより】
今年も常念乗越では、様々な高山植物の花々が咲き始めました。

雪解けが例年より早い分、開花も早まっているように見受けられます。花期は7-8月とされる、高山植物の女王コマクサも、既に砂地斜面で可憐に咲き誇っています。鑑賞の際は、花たちがいつまでもそこで咲き続けられるよう、登山道からは外れることなく、温かく見守ってあげて下さい。高山蝶たちが飛び交う姿が見られるのも、もう間もなくです。


コマクサ(駒草)


ミツバオウレン(三葉黄蓮)


イワカガミ(岩鏡)


ミヤマキンバイ(深山金梅)


ナナカマド(七竈)


常念小屋と槍・穂高連峰

2018年5月18日金曜日

一の沢登山道の最新状況です(2018年5月18日現在)。

こんにちは、常念小屋です。

一の沢登山道の最新状況をお伝えいたします(2018年5月18日現在)。

今年は非常に雪が少なく、笠原沢出合は既に雪がありません。この場所には、丸太橋2つが架橋してありますが、現在は雪渓の融雪が進み沢の流量も多い為、降雨の際には冠水することがあります。渡渉の際は無理をせず、危ないと感じた場合は引き返す勇気も必要です。一の沢の沢水は勢いがあり、数年に一度流されてしまう方も出ます。渡渉には、十分注意を払って下さい。






現在の笠原沢渡渉地点。

笠原沢から上部は、雪渓の直登ルート(冬道)となっています。雪渓上は、竹竿によるマーキングを良く確認して登るようにして下さい。侵入禁止の雪渓方向にはロープを張ってありますので、そちらへは登攀しないようにしましょう。なお、胸突八丁からの夏道は、まだ整備が入っておりませんので、土砂の崩落等で大変危険です。そちらも利用しないようにして下さい。





雪渓上部(進入禁止の沢へは、グリーン・ロープが渡してあります)。

常念乗越直下の雪渓上部は斜度がきつくなりますので、10本爪程度のアイゼンやストック、ピッケルをご用意下さい。雪渓表面が凍る気温の低い日や朝方等の通行には、細心の注意を払って下さい。





晴天に恵まれた5/14の常念岳山頂(2,857m)。
常念乗越から山頂直下までは雪がありません。山頂直下のみ僅かに雪が残ります。

2018年5月6日日曜日

常念小屋、本年度も営業を開始いたしました。

こんにちは、常念小屋です。

ご挨拶が遅れましたが、本年も営業を開始いたしました。4月末は、晴天に恵まれ多くのお客様にお越しいただきましたが、5月に入ってからは、暴風雪や風雨の日が多く、小屋は静かな日々を迎えています。本年度も小屋のご宿泊予約は、小屋直通電話にて承っております。公式フェイスブックでのご予約は行っておりませんので、ご了承下さい。

常念小屋 小屋直通電話

(夜間は、19:30まで受付。
メールでのやり取りは受け付けておりません。)
090-1430-3328

本年度も、お弁当につきましては、旅行会社、山岳会等の団体様のみに用意いたしております。同様のもの、パン、チーズ、カロリーメイト、イオンウォーターは、売店にて、各個販売しております。必要に応じてお買い求めください。

今年の常念岳は、例年に比べ雪は非常に少なくなっています。それでも、まだまだ残雪期の登山となりますので、必要に応じて、アイゼン、ピッケル、ストック等の装備をお持ちください。一ノ沢登山道は、胸突き八丁より上部は、冬道(雪渓を直登するルート)となりますので、ピンクの竹竿でルートを確認しながらお登りください。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


GW後半戦、暴風雪に覆われた常念小屋と常念岳。